車体全体を傾けて、曲線の通過速度を向上させる振子式による「車体傾斜車両」の一覧です。 当初は、車体傾斜の回転中心を重心より高い位置に設定し、曲線通過時にかかる超過遠心力を利用して受動的に車体傾斜を行わせる「自然振子式車両」が登場しましたが、同方式の振動が発生する弱点を克服するため、自然振子式に空気圧などの制御装置を追加した「制御付き自然振子式」の車両がJRになって登場します。 国鉄時代は振子式の元祖ともいえる381系のみでしたが、JRになってからは、電車だけでなく、JR四国の2000系やJR北海道のキハ281系やキハ283系などの気動車も登場し、各地で高速化に貢献しています。なお、2024年春頃には制御付き自然振子式の273系が、2029年頃には次世代振子制御を採用する385系が登場予定です。

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