山形鉄道は、2017年1月に運行を開始する予定のシンボル車両について、車両愛称の募集を開始しました。同社はハガキによる応募を受け付けており、締め切りは2017年3月31日(金)です。
山形鉄道は、同社が所有する車両のうち4両に沿線の白鷹町、川西町、南陽市、長井市をPRするラッピングを施し、1両を食堂車に改造するプロジェクトをすすめており、このうち、4両のラッピング化は2016年10月までに完了しています。ラッピング対象はいずれもフラワー長井線で運行するYR-880形気動車で、白鷹町をPRするラッピングは「YR-883」、川西町が「YR-888」、南陽市が「YR-884」、長井市が「YR-886」となっています。
今回、山形鉄道が愛称を募集しているのは食堂車に改造される「YR-882」です。この車両は、イベントや会議、打ち合わせなどでの使用を想定しており、車内に3人テーブル12脚、4人テーブル2脚が完備されるほか、スポットライト付きの舞台やアンプ、オーディオスピーカーなどを使用することも可能です。舞台を使用していない時にはサイクルトレインとして、最大で2台の自転車を乗せることができます。
なお山形鉄道は、愛称募集の結果選定された優秀賞3点の応募者に対し、車両への招待を行うとしています。招待は2017年6月の予定です。愛称の応募方法の詳細など、詳しくは山形鉄道のウェブサイトを参照ください。