鉄道総合技術研究所とフランス国鉄(SNCF)は、2018年10月17日(水)から10月19日(金)までの3日間、「第8回日仏鉄道共同研究セミナー」を開催しました。会場は、パリ市郊外のサン・ドニにあるSNCF本社およびパリ市ベルシー地区のSNCF研究革新局でした。
鉄道総研とフランス国鉄は、1995年に共同研究等に関する協定を結び、各技術分野で共同研究を進めています。
今回のセミナーでは、共同研究の各テーマに関する成果の報告と、今後2年間の計画策定および共同研究に関わるマネジメント会議の実施を目的としており、SNCFからは、ピエール・イザール副総裁やキャロル・デノー研究革新局長以下各分野の技術者など16名が、鉄道総研からは熊谷則道理事長、久保俊一理事を含め、計20名が参加しました。
研究革新局で開催された共同研究報告会では、両組織代表者による基調講演、および両組織の担当研究者による2016年10月から2018年10月に実施した第8次の共同研究テーマの結果および、 2018年10月から2年間の計画で実施する第9次の共同研究テーマの計画が報告され、その内容を確認しています。
また、SNCF本社で開催されたマネジメント会議には、イザール副総裁および熊谷理事長が参加し、「鉄道のデジタル化」の研究開発状況が報告されています。
各会議で発表された内容など、詳細については、鉄道総合技術研究所のウェブサイトを参照ください。