東武、SL大樹の運転開始日を8月10日に決定 下今市に機関庫新設

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「SL大樹」として運行されるC11形「C11 207」

©東武鉄道

東武鉄道は2017年1月18日(水)、日光・鬼怒川地区における復活運転に向けて準備を行っているSL「大樹」について、運行開始日を2017年8月10日(木)に決定したと発表しました。運転予定区間は、鬼怒川線の下今市~鬼怒川温泉間で、下今市駅にはSL機関庫を新設します。

SL「大樹」は、JR北海道からC11形蒸気機関車を借り受け、東武鉄道が運行するものです。2016年8月に「C11 207」が貸与され南栗橋車両管区に入場、12月には愛称「大樹」が決定されました。今回の発表では、2017年度は土休日を中心に約100日間運転され、下今市駅~鬼怒川温泉駅間を1日3往復することなどが明らかにされています。

下今市駅に新設される機関庫には、JR西日本から譲り受けた山口県長門市の「長門市駅転車台」を設置するほか、駅舎そのものを改修し、SLが走っていた時代を彷彿とさせる昭和レトロ感のある建物へリニューアルされます。また、駅構内にはSLを間近で見学できるエリアも整備される予定で、3月頃に完成する予定です。

なお、東武鉄道はSL大樹の運行に際し、C11形蒸気機関車のほか車掌車としてヨ8000形貨車を2両、12系、14系客車を計6両、DE10形ディーゼル機関車を1両をJRから譲渡または貸与されており、いずれも2016年中に受領しています。

■東武鉄道がSL「大樹」の運行に伴い貸与または譲渡された車両

機関車 「C11 207」(2016年8月受入) 1両 JR北海道
車掌車 「ヨ8634」(2016年6月受入) 1両 JR貨物
車掌車 「ヨ8709」(2016年6月受入) 1両 JR西日本
客車 「スハフ14 1」(2016年10月受入) JR四国
客車 「スハフ14 5」(2016年10月受入) JR四国
客車 「オハフ15 1」(2016年10月受入) JR四国
客車 「オハ14 1」(2016年10月受入) JR四国
客車 「オロ12 5」(2016年10月受入) JR四国
客車 「オロ12 10」(2016年10月受入) JR四国
機関車 「DE10 1099」(2016年12月受入) JR東日本

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