東急電鉄、新技術の開発、活用の取組みを公表 事故の未然防止等を目指す

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「鉄道に、イノベーティブなアイデアを。」告知

©東急電鉄

東急電鉄は、2018年11月14日(水)、事故の未然防止や早期復旧などに向けた、新しい技術開発・活用への取り組み状況について公表しました。

同社は2018年度8月から、田園都市線の鷺沼駅において、駅構内カメラを活用し、ホームから線路に転落する人物などを自動的に検知して通知する「転落検知支援システム」を導入しています。また10月からは、トンネルなどの計測や構造物点検を、モービルマッピングシステムなどを用いて効率的に行う実証実験のほか、鉄道電気設備の検査業務の品質・生産性向上に資する技術として、AI(人工知能)を活用する実証実験を開始しています。

今後は、設備トラブル時の迅速な復旧作業を後方支援するARデバイスや、車両における搭載機器状態監視・各種鉄道設備の状態監視を行う装置の導入、膨大なケーブル類・高所狭隘箇所などの点検に要する労力軽減を図るためのロボット・ドローンの活用などを検討するとしています。

先端技術を用いることで、一定期間ごとに設備の予防保全を行う従来の手法から、設備の状態を常時監視し予防保全を行う手法への移行を目指し、検査業務の品質・生産性向上を進めていく方針です。

また同社は、事故の未然防止や早期復旧の体制を強化するとともに、ホームドア設置や車両新造などのハード施策、情報配信や分散乗車の推進などのソフト施策により、遅延や混雑の低減・解消を図っていく方針です。詳しくは、東急電鉄のウェブサイトを参照ください。

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