JR貨物は2018年11月14日(水)に、2018年10月期の輸送動向について公表しました。
2017年度の運休は高速貨物235本、専用貨物16本でしたが、2018年度は「平成30年7月豪雨」や台風24号・25号の接近等の影響により、高速貨物677本、専用貨物5本が運休となっています。山陽本線に関しては、10月13日(土)に運転再開となるまでは、トラック代行輸送のほか、伯備線・山陰線・山口線を経由した迂回運転を実施しました。これに伴い、公表された資料によると、コンテナ・車扱の合計は、前年比94.9パーセントでした。
コンテナ輸送は、中旬まで山陽線が不通であった影響によりすべての品目で前年を下回りました。食料工業品は清涼飲料水の九州向けが減送、化学薬品、化学工業品は中国・九州地区の工場との輸送が停滞、積合せ貨物と自動車部品は九州発着が低調に推移しました。その結果、コンテナ全体では前年比 92.3%となっています。
車扱貨物は、石油が秋冬需要期に入ったことから好調な荷動きとなったほか、セメント・石灰石も供給先の需要が好調となったことから増送となり、全体では前年比102.0%と増加しました。
各品目の輸送実績など、詳しくは、JR貨物のウェブサイトを参照ください。