JR四国の2700系特急形気動車、ネオジャポニスムがコンセプト

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JR四国は2018年11月26日(月)、予讃線、土讃線、高徳線で使用している2000系特急形気動車の老朽取替用として投入する新形式の「2700系特急形気動車」の概要について発表しました。当初の投入両数は4両です。

デザインコンセプトは2600系特急気動車を踏襲する日本伝統意匠をアレンジした「Neo Japonism(ネオジャポニスム)」として、安らぎと先進性を合わせ持つ車両とします。エクステリアデザインは、四国の豊かな自然に映えるディープレッドとし、筆の流れに見立てた真紅の流線、「赤」から「金」への色彩のにじみ、「赤」と「緑」の残像配色で、「速さ」を表現しています。徳島の「阿波おどり」、高知の「よさこい」の「情熱」を「ディープレッド」で表現し、「オリーブ」をモチーフに香川をイメージした「グリーン」のラインと対比させています。

インテリアデザインは、デッキの扉面やシートモケットに伝統文様をアレンジしたデザインを施し、徳島が育んだ「ジャパンブルー」、高知から望む太平洋の「オーシャンブルー」で彩ります。客室設備は、腰掛に背もたれと連動して座面が前方にスライドするリクライニング機構を採用し、座り心地の向上を図ったほか、各座席にはコンセント、ドリンクホルダー、コートフック、モバイルパソコンの利用を考慮した大型テーブルが設置されます。

バリアフリーに対応し、車いす対応多機能トイレを設置したほか、安心して利用できるように、車内に非常通報装置、防犯カメラを配備しています。照明は2600系と同様のLED照明を採用し、消費電力の削減とメンテナンスの軽減を図っています。最高運転速度は時速130キロメートルの性能を有します。

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