JR九州、阿蘇市・竹田市と豊肥本線を活用した観光振興協定を締結

JR九州は2018年12月5日(水)、熊本県阿蘇市および大分県竹田市との三者で、「JR豊肥本線を活用した観光振興のための協定」を締結しました。この協定は「県境」ならびに「官民」の枠を越え、豊肥本線を活用した観光振興について共同で検討を深めていく取り組みです。

阿蘇市と竹田市は、九州中央に位置する「阿蘇くじゅう国立公園」に位置しており、農業と観光を基幹産業としたまちづくりを進めています。両市を東西に走る豊肥本線は、国道57号とともに、大分~熊本間の主軸ですが、2016年4月に発生した熊本地震の影響により、大きな被害を受け、2018年12月現在も肥後大津~阿蘇間が不通となっており、地元生活者だけでなく観光客の足にも多大な影響を及ぼしています。

このような状況の下、2019年には、ラグビーワールドカップの試合が大分・熊本両県で開催されるほか、2020年は東京オリンピックが開催され、インバウンドが増加する見込みであることから、阿蘇市と竹田市が訪日外国人旅行者の受け皿となり、JR九州と官民協働により、豊肥本線の復旧後を見据えた仕組みづくりを構築しながら、同線の利用促進、地域交流による活性化を図ることが目的です。

具体的には、観光列車「あそぼーい!」「九州横断特急」を活用した更なる利用促進や、阿蘇駅、豊後竹田駅を中心としたJR各駅からの着地型商品造成、二次交通の整備による地域活性化策、2019 年度を初年度とする3カ年のスパンで阿蘇・竹田の観光地域づくりを進め、九州中央のディスティネーションの位置の確立を目指すとしています。

期日: 2018/12/05から

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