総合車両製作所、新たな脱線検知装置「Train Saver+」を開発

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「Train Saver+」システム構成

©総合車両製作所

総合車両製作所は2018年12月5日(水)に、列車のすべての台車について脱線発生を検知するツインセンサ型脱線検知装置「Train Saver+(トレインセーバープラス)」を、東京メトロと協力して開発したと発表しました。

脱線検知装置は、乗員が気づきにくい中間車の台車の脱線まで自動的に検知し、非常ブレーキなどを動作させて速やかに列車を停止させ、車両が線路から大きく逸脱して発生する衝突や転覆などの事故被害を軽減するための装置です。

「Train Saver+」は、各車両に2つある台車のそれぞれについて、脱線を検知するためにツインセンサ方式を採用しています。各台車検知用のセンサユニット2台と本体制御ユニット1台から構成され、省スペース化・取付容易化・低コスト化を実現したほか、実際の脱線事故で検知実績のあるツインモードアルゴリズムによる高精度検知と、ハードウェア2重化による信頼性向上を両立させています。

現在は、東京メトロ日比谷線用の13000系を皮切りに設置が進められており、2019年春の運用を目指し実際の車両を使用した検証が進められています。

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