国土交通省近畿運輸局は2017年3月9日(木)、能勢電鉄から申請のあった、鋼索線の旅客運賃変更について、鉄道事業法に基づく所要の審査を行い、同日付けで認可したと公表しました。この運賃変更は、妙見の森ケーブルの普通運賃を現行の280円から350円に値上げするもので、2017年3月18日(土)から適用されます。
運賃値上げの変更申請は、2017年1月30日(月)に能勢電鉄が国土交通省に対し申請していたものです。値上げの理由について能勢電鉄は、能勢妙見山への参詣客の減少や自動車などへの移動手段の変化などにより、1974年度の198,000人をピークに年々利用率が低下し2011年度には75,000人まで減少、2015年には97,000人と僅かながら増加したものの、今後の見通しにおいて現行運賃では収支の改善を図ることは困難な状況であると判断したため、変更申請に至ったとしています。
認可された運賃の改定率は25パーセントの値上げで、大人運賃は280円から350円に70円の値上げ、小児運賃は140円から180円へ40円の値上げとなります。定期券は大人の通勤用途1カ月分が10,340円から12,930円に、通学用途は6,670円から8,340円となります。
詳しくは、能勢電鉄のウェブサイトを参照ください。