日高本線の富川~日高門別間、沙流川橋りょうの被害状況を公表

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沙流川橋りょうの被害状況

©JR北海道

JR北海道は2018年12月12日(水)、「北海道胆振東部地震」で被災した沙流川橋りょうの被害状況を公表しました。同橋りょうは、2015年1月に発生した高波による土砂流出の影響で運転見合わせが続く、富川~日高門別間にあります。竣功は1931年10月、橋りょう長は496.3メートルです。

鉄道総合技術研究所からの報告によると、地震の影響と考えられる橋脚の傾斜、橋脚く体の水平ひび割れやコンクリート剥落が確認され、レールは最大6センチメートルの横ずれが発生しています。

橋脚の耐震性が著しく低下し、今後同程度の地震でも損傷する可能性があり、基礎の補強が推奨されています。橋脚く体のひび割れやコンクリートの剥落も、打継目位置で橋脚がずれることが考えられ、打継目位置に繊維や鋼板による巻き立てを設けるよう提案されています。

JR北海道では、上記の報告を受け、対策案の選定や工事費などの検討を行い、復旧する場合、概算工事費は5億円、工事の施工は11月から3月までの渇水期のみ可能で、約2年かかると算出しています。

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