JR東日本は2018年12月27日(木)の始発列車から、携帯電話の通信のできる区間を拡大しました。今回の対象区間は、東北新幹線の八戸駅の手前から八戸駅までの区間と、山形新幹線の板谷から峠駅までの区間です。これにより、東北新幹線では東京~八戸間で、山形新幹線は福島~庭阪間と板谷~峠間で、携帯電話が使用できるようになります。
JR東日本管内の新幹線では、トンネルなどの人工的な構築物により電波が遮へいされ、携帯電話などが使用できない地域において、「移動通信用中継施設」などを設置する工事が実施されています。工事には電波の適正な利用を確保することを目的として実施されている「電波遮へい対策事業」に基づく国の補助金が活用され、今回サービスが提供されるのはNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社です。
なお、JR東日本では、東北新幹線の八戸駅から七戸十和田駅の手前までの区間、上越新幹線上毛高原駅~越後湯沢駅間、長岡駅の手前から長岡駅までの区間、北陸新幹線上田駅の手前から飯山駅までの区間で工事が実施されており、これらの区間は2018年度内に携帯電話サービスの提供が開始される予定です。