長崎電気軌道、普通運賃を130円に値上げへ

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長崎電気軌道の車両

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長崎電気軌道は2018年12月25日(火)、同日付けで国土交通省九州運輸局に対し、軌道運賃の上限運賃変更認可申請し、2019年4月1日(月)の予定で、普通旅客運賃を現在の大人120円、小児60円から、大人130円、小児70円に値上げすると発表しました。

鉄軌道運賃の認可制度は、各事業者の「上限運賃」を国土交通省が認可する制度で「上限認可制」となっており、事業者は認可された上限運賃の範囲内で届出により「実施運賃」を設定することができるようになっています。長崎電気軌道では、2014年の消費税の8パーセント改定時に普通運賃124円の上限運賃認可を受けていましたが、実施運賃は2009年に設定した120円に据え置き、届け出をしていました。今回の申請は、上限の普通運賃を124円から130円に変更するものですが、実施運賃も国土交通省九州運輸局の認可が下り次第、130円に変更する予定です。

変更の理由は、沿線人口の減少やマイカー通勤者の増加等のマイナス要因があり、1994年をピークに輸送人員が減少していること、動力費や設備維持管理費が増加していること、利便性の向上や「交通バリアフリー法」に対応するため停留場改善の実施や超低床車両を導入していること、2019年から2020年度に全国相互利用サービス対応のICカード「nimoca」の導入するためため、引続き多額の資金と減価償却費の増加による非常に厳しい経営状況が見込まれることなどを挙げています。

期日: 2019/04/01から

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