鉄道博物館の展示車両に「悪質ないたずら」 一部の車両が公開中止に

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鉄道博物館

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鉄道博物館は2019年1月3日(木)から、一部の車両の公開と定期イベントを中止しています。これは、2018年12月28日(金)の16時20分頃に車両ステーション1階の展示車両で、盗難と、いたずらによる被害が発生したことによる措置です。

被害が発生した車両は、クモハ455形電車とクハ481形電車です。クモハ455形では、通常は施錠してあり立ち入ることができない乗務員室扉がこじ開けられ、車両正面の列車種別方向幕が「急行」から「普通」に転換させられていたほか、ホームと反対側の乗降ドアの封印を破ったうえ、鍵をこじ開け、1センチメートル程度、開けられていました。さらに乗降ドア脇に掲出していたレプリカの列車愛称版「まつしま」が盗難にあい、別の列車愛称版が掲出されていました。

クハ481形は、通常は施錠してあり立ち入ることができないトイレの引戸がこじ開けられ、行先表示器が「ひばり 仙台行」から無地のものに、無理矢理回転させられており、皺が入った状態になっていました。

同館では、鉄道の歴史や仕組みを身近に感じてもらうため、収蔵車両および資料を可能な限り公開していますが、犯罪行為や悪質ないたずらにより、物的被害が発生したことから、収蔵資料等の公開は限定的にせざるを得ないとしています。

1月3日(木)以降に中止となっているのは、クモハ455形とクハ481形の車内、ED17形、EF58形、EF66形、ED75形の各電気機関車の運転室の公開と、485系電車の屋根上で土日祝の15時30分から実施していた交直流切替の動作実演イベントです。

同館では、警察署に被害届を提出するとともに、原因究明と解決に向けて、徹底的に取り組むとしています。なお、公開およびイベントの中止期間は当面の間としています。

※公開時の形式を一部訂正、正しい表記に改めて公開しています。お読みいただきましたみなさまにはご迷惑をおかけいたしました(2019/01/08 8:40)。

期日: 2019/01/03から

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