熊本電気鉄道、2年前と同じ場所で脱線事故 本線はバス代行中

熊本電気鉄道は2019年1月9日(水)の6時50分頃、本線の藤崎宮前~黒髪町で脱線事故が発生した影響で、同線の藤崎宮前~御代志間の全線の運転を見合わせ、バスによる代行輸送を実施しています。

脱線事故を起こしたのは、御代志発藤崎宮前行きの列車で運行されていた6000形の「6231A - 6238A」の2両編成で、後方に連結されていた2両目の6231Aが脱線しています。乗客25人に、けがはありませんでした。

現場は単線で緩やかなカーブとなっている場所で、同所付近では2017年2月22日(水)にも藤崎宮前御代志行きの列車が脱線事故を起こしています。2年前の事故の際は、国の運輸安全員会の調査の結果、現場付近の枕木に水に浸かり、レールの支える犬釘が緩みやすくなっていたところ、列車が車体の自重に耐えきらず、軌道の幅が一時的に広がったのが原因で脱線に繋がったと考えられてます。

そこで、同社では現場付近の枕木を、管理しやすいコンクリート製に交換していましたが、今回、再び脱線事故が発生しました。運輸安全委員会で鉄道事故調査官を派遣する方針です。

なお、代行バスは、熊本市中心部の交通センターと合志市の辻久保の間に、熊本電気鉄道バスの臨時便を運転して対応しています。電車の定期券を所持している場合は、バス乗務員に提示することで、並行するバスに乗車できる措置を実施中です。

期日: 2019/01/09から

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