東京都交通局は2019年1月24日(木)から、上野動物園内の東園と西園を結んでいる上野懸垂線、通称「上野動物園モノレール」の運転を見合わせています。
これは、同日に発生した車両故障のためです。同線の在籍車両は、2001年に投入した40形の2両編成1本のみで、代替の車両はありません。
同局は、翌日の1月25日(金)に、詳細な点検を行った結果、走行装置内の部品「ベアリング」の損傷を確認しています。その他の部品に関しても、不具合の有無を製造会社で詳細に検査を行うとしています。
今後は不具合の分析を進めたうえで、走行装置の修理を行いますが、これらの作業には時間を要するため、当面の間、運転を見合わせる計画です。
なお、上野動物園モノレールをめぐっては、車両が老朽化していることに加え、更新を行う場合も、国内唯一の方式を採用しており製造期間を要すること、電気設備の大規模更新が必要なことなど、様々な課題があるため、2019年11月1日(金)をもって、営業を休止すると、1月23日(土)に発表されています。