JR東日本は2017年4月28日(金)、2017年度の設備投資計画について公表し、計画している設備投資の内容や投資金額について明らかにしました。2017年度に計画されている設備投資額は4,550億円で、2016年度実績比では約280億円の増額、過去3年間の実績額と比較して最高額となっています。
設備投資額の内訳は、交通サービス部門が3,780億円、生活サービス部門が770億円となっています。具体的には、京浜東北線などで進められている駅ホームドア整備のほか、大規模地震対策の一環として工事が進む高架橋や盛土耐震補強、踏切安全対策など、利用者の安全に関する設備投資を行います。
また、サービス品質の改革に関する設備投資として、山手線へのE235系導入、駅ナンバリング整備、中央快速線グリーン車導入に向けた準備、ATOS整備の拡大や更新、訪日旅客カウンターの整備などを計画、地域との連携強化を目的とした設備投資として、クルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」の導入、東京駅、渋谷駅、新宿駅、横浜駅、千葉駅、仙台駅などで実施中の大規模ターミナル駅開発の継続、品川新駅設置工事の推進、東日本大震災など災害被災線区の復旧などが計画されています。
JR東日本では、これらの設備投資により、「安全・安定輸送のレベルアップ」、「収益力向上への挑戦」、「TICKET TO TOMORROWの推進」の3つの横断的な重点課題を実現していく方針です。