JR九州は2019年2月6日(水)に、新型車両の821系について、3月16日(土)から運行開始すると発表しました。主な運行区間は、鹿児島本線の小倉~荒尾間です。
同形式は、最新技術のフルSiCを搭載し、消費電力量を低減した近郊型交流電車です。415系と比較し、消費電力量を約70パーセント低減、主変換装置(CI)や補助電源装置(SIV)の冗長性、信頼性による安全・安定輸送の確保が図られています。
当面の運行列車は、JR九州のウェブサイトで紹介されており、平日は上り5本、下り4本が、休日は下り4本、上り4本の予定です。大半の列車は811系と併結した7両編成で運転されますが、博多駅に23時58分に到着する久留米発博多行きの普通列車と、博多駅22時18分着、22時20分発で運転される小倉発久留米行きの快速列車のうち鳥栖~久留間では、821系単独の3両編成で運転されます。