国土交通省は2019年2月7日(木)に、大阪高速鉄道から2018年7月に申請されていた大阪モノレールの門真市から東大阪市方面への延伸について、運輸審議会の審議を行わず、延伸決定ができるようになったと発表しました。
これは、利害関係人の異議申し立てがなされる案件、または異議申立てが予想される案件ではないと判断されたためです。
具体的には、公共交通の利用促進による環境負荷の軽減及び道路混雑の緩和等に資するものであること、大阪府などがインフラなど軌道部について整備を行うが、開業37年目までに収支償う見通しであり収支採算上の問題は見当たらないこと、パブリックコメントを経て出された2004年10月のに近畿地方交通審議会答申第8号答申において、中長期的に望まれる鉄道ネット ワークを構成する新たな路線と位置付けられていること、事業化にあたっても、 大阪府戦略本部会議において延伸の意思決定などから判断されました。
延伸区間は、門真市から東大阪市内の仮称・瓜生堂(うりゅうどう)駅までの約8.9キロメートルの区間で、JR学研都市線の鴻池新田駅付近、近鉄奈良線の荒本駅付近を経由する計画です。開業予定は2029年度で、年間11.4万人の人が利用すると予想されています。