JR東日本水戸支社は2019年2月15日(金)、福島県富岡町との間に施行協定を締結し、常磐線の夜ノ森駅に東西自由通路と橋上駅舎を新設する工事を進めると発表しました。
設計コンセプトは「豊かな自然に溶け込む駅」とし、新しい駅舎の自由通路中央には広い窓を設けます。旧駅舎をモチーフとし、新しくも懐かしさを感じるデザインを採用しています。ホームには階段が1箇所、11人乗りのエレベーターが1基設置されます。
建設工事は2019年頃から開始され、2019年末に供用開始、2020年春頃に工事完了予定です。夜ノ森駅は、2011年3月11日(金)に福島第一原子力発電所の事故の影響により、鉄道の運転を見合わせている区間にあります。常磐線の営業開始は2020年3月頃の予定です。
旧駅舎は、1921年に常磐線が開通した当時から使用されていた木造平屋建てでしたが、老朽化が進行していること、除染しても屋根や柱などの放射線量が十分に下がらない可能性があり、すでに1月から解体作業が開始されています。