東京メトロは2017年5月15日(月)、銀座線で引退した01系車両1両を東京大学に譲渡したと発表しました。
東京大学に譲渡されたのは、2017年3月10日(金)で銀座線から引退した01軽車両のうち、運転台付きの先頭車両である「01-630」1両です。同車両は3月24日(金)に中野車両基地から東京大学柏キャンパスに搬送されました。今後は、東京大学生産技術研究所において、研究用車両として利用されます。
東京メトロと東京大学は、これまでも車両の安全性向上に関わる共同研究を実施しており、今回の譲渡は、生産技術研究所付属の千葉実験所の移転に際し、大学側から廃車車両の譲渡依頼があったことから実施されたものです。これまで銀座線01系は、熊本電鉄への譲渡などが実施されていましたが、研究用としての譲渡は今回が初となります。
東京メトロでは、今回の取り組みを通じ、日本の鉄道技術の向上に貢献していくとしています。