鉄道総合技術研究所は2019年2月18日(月)、新しい新幹線用早期地震検知システムと警報アルゴリズムを開発したと発表しました。
今回、開発されたシステムは、震央距離、震央方位、マグニチュードで構成される地震諸元の推定精度と即時性、ノイズ鑑別の性能を向上させています。
具体的には、地震検知、地震諸元の各推定方法を改良し、地震諸元の推定に要する時間警報時間を現行の最短2秒から1秒へ短縮させました。また、地震諸元の推定制度を向上させ、適切な警報を発した面積を約6パーセント向上させ、不要な警報を発生した面積を、現行より約87パーセント減少させています。
開発した早期地震検知・警報アルゴリズムを搭載した地震計は、2019年5月以降に各社の新幹線早期地震防災システムに順次導入され、2019年度中に稼動する予定です。