国交省、鉄道車両の「台車枠の検査マニュアル」を一部改正

国土交通省は2019年2月19日(火)、鉄道車両における「台車枠の検査マニュアル」を一部改正し、検査箇所の指定や検査方法など見直しました。

この見直しは、2017年12月11日(月)に東海道新幹線の名古屋駅構内で発生した重大インシデントで、台車枠に亀裂が発見されたことを受け、2018年7月に「鉄道の輸送トラブルに関する対策のあり方検討会」において、台車枠の重点検査箇所の指定や検査方法を見直す必要があるとされたことから、改正されるものです。

主な改正は、重点検査箇所の指定を、従来の台車枠き裂発生事例集で示されたき裂発生箇所に加え、溶接部からき裂が進展したときに大事に至るおそれのある箇所と、疲れ許容応力に対して発生応力の余裕が小さい箇所などが追加されました。

また、重点検査箇所の検査方法は、探傷検査や目視検査の具体的な方法が明文化されていませんでしたが、日本工業規格(JIS)によって、定められている方法などを参考に検査します。

期日: 2019/02/19から

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