JR貨物、貨物駅構内の倉庫を活用 トラックに代わり鉄道で飲料輸送

JR貨物は2019年2月13日(水)から、アサヒビールが製造したアルコール飲料の輸送を開始しています。

これは、JR貨物グループが貨物駅構内で運営する線路と直結した倉庫を活用して実現したもので、一般トラック輸送から鉄道輸送に切り替える「モーダルシフト」により、二酸化炭素排出量の削減のほか、積み込み作業の効率化や空コンテナの積コンテナ化が図られています。

輸送区間は、東京の隅田川駅から新潟貨物ターミナル駅までの区間です。「RTD」と呼ばれる缶チューハイ・瓶入りカクテル、洋酒、ワインなどを、1回あたり12フィートコンテナで5個、総量25トンを、既存の貨物列車に搭載して輸送します。隅田川駅では、構内にある日本輸送倉庫の隅田川IPCセンターの倉庫を使用しています。

この貨物輸送により、長距離トラックの運行を、年間約2,500台相当分削減でき、二酸化炭素排出量を従来の32パーセントに相当する年間800トンの削減できるとしています。また、往復輸送量の差により発生していた空コンテナを積んで輸送できることや、線路直結の倉庫で、貨車にコンテナを搭載したまま、直接製品を包むことができるなど、作業効率が向上が見込まれます。

期日: 2019/02/13から

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