2017年のブルーリボン賞はDENCHA、ローレル賞はE235系など

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ブルーリボン賞に選定されたJR九州BEC819系「DENCHA」

©鉄道友の会

鉄道友の会は2017年5月24日(水)、毎年恒例の鉄道車両に対する表彰「ブルーリボン賞」、「ローレル賞」の2017年度表彰車両を決定しました。「ブルーリボン賞」にJR九州の蓄電池電車であるBEC819系「DENCHA」を、「ローレル賞」にJR東日本のE235系、えちごトキめき鉄道 ET122系1000番代、静岡鉄道A3000形を選定しています。

鉄道友の会は、1958年からブルーリボン賞、1961年からローレル賞を毎年選定しており、2017年でブルーリボン賞は第60回、ローレル賞は第57回となります。鉄道友の会会員の投票などによって車両技術やデザインなどが評価され、この評価に基づき表彰を行う制度です。

今回、ブルーリボン賞に選定されたBEC819系「DENCHA」は、JR九州が2016年10月から若松線で営業運行を開始した蓄電池電車です。鉄道友の会は、同形式の表彰理由として、従来の気動車から電車システムに置き換わることにより、エンジンの騒音や振動、排気ガスのほか、動力費、メンテナンス費用の削減につながり、回生ブレーキによる電気エネルギーの再利用など、環境負荷の低減に寄与することが期待される点を挙げています。

また、ローレル賞の選定では、E235系については、今後の首都圏の快適な輸送サービスを担う存在として高く評価される点、えちごトキめき鉄道ET122系1000 番代については、同社沿線の観光振興に大きく寄与している点、静岡鉄道A3000 形については、路線規模や運行形態、保守性などとのマッチングを十二分に考慮し、コンパクト且つオーソドックスにまとめられた車両となっている点をそれぞれ評価、表彰の理由としています。

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