しなの鉄道、新形式「SR1系」のデザインを公表 2020年導入予定

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SR1系 デザイン

©しなの鉄道

しなの鉄道は2019年2月28日(木)に、2020年から導入を予定している新型車両のデザインを発表しました。導入予定の形式は、ローマ字表記の「Shinano」の「S」、Railwayの「R」そして「新たな歴史の始まり」、「オリジナル」から「1」をとり、「SR1系」と名付けられました。

コンセプトは、「人にやさし い」、「自然にやさしい」、「地域をつな ぐ」、「地域の未来 へ」で、もっと安全・快適に、美しく豊かな自然ときれいな空気を守り調和し、地域がつながり発展していくように、地域に貢献し、地域の未来に挑戦する思いがこめられました。総合車両製作所の「サスティナ」の「S23シリーズ」で、2両編成を組みます。

一般車両46両、観光振興を主目的に復活させる「ライナー」用車両6両の合計52両が、国・県・市町の支援のもと、2019 年度から8年かけて、導入される予定です。

車体デザインは、6社によるデザインコンペを実施し、しなの鉄道社員が選定のうえ、沿線自治体からの承認を受けたものが採用されました。

一般車両は、カシヨが提案したデザインで、コンセプトは「~ 地域に寄り添い、その先の未来へ ~」です。現在の運行車両である115系の「赤」を継承、社員の地域や利用客に寄せる「情熱」と「温かさ」、乗客やや地域を包み込む「やさしさ」を表現しました。アクセントとして入るゴールドラインは、「地域の未来へ挑戦していく姿勢」を、中央のラインは、沿線地域を一つに「つなぐ」、「力をあわせる」を表現しています。座席は、セミクロスシートで配置し、シンボルカラーであり暖かみのある「赤」を背面、落ち着いた濃い「グレー」を座面に使用します。

「ライナー」用車両は、アサヒエージェンシーが提案したデザインで、コンセプトは「~ 沿線に爽やかな新風を ~」です。前提として、観光利用者に向けたデザインで、信州の「爽やかな風」、「沿線の豊かな風景」を表現したうえで、ロイヤルブルーとシャンパンゴールドの色合いを採用し、旅の上質感と高級感を演出しています。サイドに入る緑と水色のラインは、沿線の「山並み」と「清流」を表現しています。座席は、温かみのある赤をベースに信州特産の「リンゴ」をデザインしたものを設置、進行方向と車体内側の両方に向き、近鉄の「L/Cカー」や東武鉄道の「TJライナー」のような、「デュアルシート」を採用しています。車体正面のシンボルマークは、沿線の11市町と長野県を象徴した12枚のリーフと、各市町・県がつながることで輝かせる太陽をイメージしました。

「ライナー」列車は、朝方に小諸~長野間で運転する「しなのサンライズ」、夕方に長野~上田間で運転する「しなのサンセット」、軽井沢~長野、妙高高原間で運転する「軽井沢リゾートライナー」を予定しています。正式発表は2020年1月までに行うとされています。

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