海外デジタルマーケティングの支援を行うインフォキュービック・ジャパンは、2019年3月8日(金)、山手線各駅名の海外におけるGoogle英語検索数に関する調査結果を発表しました。
この調査は、今や情報を探すために当たり前となったインターネットの「検索」を、インフォキュービックのロゴにもある「SEARCH(検索)/ BRAND(ブランド)/ GLOBAL(世界)」という3つの観点をもとに、有効な多言語デジタルマーケティング施策の可能性を探るために行われたものです。
今回は、2020年にオリンピック・パラリンピックが開催されることを控え「『東京』は、世界からどう見られているのか?」をテーマに、「英語での検索数が多い山手線の駅はどこか?」を探り、英語検索数の結果から「観光資源ブランディングの見直し、何を前面に出すべきなのか」また「東京都内の最新インバウンド人流傾向」を考察する目的で、行われました。
調査は、アメリカ、カナダ、香港、韓国、インド、パキスタン、タイ、ベトナム、シンガポール、マレーシア、インドネシア、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、台湾、ナイジェリアの16地域を対象に、2018年1月1日(火・祝)から12月31日(火)までの期間における英語による検索が調査されています。現在、営業中の全29駅に加え、2020年に暫定開業予定の高輪ゲートウェイ駅を追加し合計30駅で行われました。
検索数が最も多いのは「東京駅」で10,900件、次いで2位「新宿駅」8,950件、3位「品川駅」3,050件、4位「渋谷駅」2,800件、5位「上野駅」2,490件と、主要ターミナル駅が上位を占めました。
一方、最も少ないのは「高輪ゲートウェイ駅」で件数は、唯一の0件。日本では駅名を巡って賛否両論で盛り上がり、知名度は急上昇しましたが、開業前ということも考慮しても、少ない結果でした。ワースト2位から5位は、全体29位の 「目白駅」が160件、全体28位「田端駅」170件、全体27位「駒込駅」260件、全体26位「大崎駅」290件でした。
また、あわせて、海外からの旅行者が、日本に第一歩目を踏みしめる空港から都心に足を運ぶ、山手線ターミナル駅で検索数が出されました。成田空港からの京成電鉄の「スカイライナー」で直結する日暮里駅と上野駅は合計で3,790件なのに対し、羽田空港からの京急線が乗り入れる品川駅は3,050件と発表されています。