東京メトロは、忘れ物追跡サービスを展開する「MAMORIO」と協力し、「お忘れ物自動通知サービス」の実証実験を、2017年6月19日(月)から2018年3月31日(土)まで行います。
このサービスは、「MAMORIO」が提供する専用タグと専用アンテナを活用し、持ち主が所持品の位置情報を確認できるものです。あらかじめ専用タグを付けていた所持品を紛失した場合、専用タグから発信される位置情報を交通機関や商業施設等に設置された専用アンテナが受信し、その位置情報を持ち主に通知します。
東京メトロでは、専用アンテナを飯田橋駅構内の「お忘れ物総合取扱所」と、忘れ物の取扱いが多い銀座線渋谷駅、丸ノ内線池袋駅及び有楽町線新木場駅の3駅の駅事務室に設置し、持ち主が所持品の位置情報を確認できるようにします。これにより、忘れ物の早期発見、早期引渡しに繋がることが期待されます。
ちなみに、2016年度における東京メトロにおける忘れ物の件数は、一日あたり1,835件で、返還率は約29パーセントでした。今後、東京メトロでは今回の実証実験の結果次第によって、本サービスの本格導入を決めることとしています。