国土交通省鉄道局施設課は2019年3月29日(金)、鉄道・運輸施設整備支援機構から申請のあった北陸新幹線金沢~敦賀間に関する工事費について、増額を認可したと発表しました。
これまで工事費は約1兆1,858億円とされていましたが、今回の認可による2,263億円増額し、約1兆4,121億円になります。
理由としては、当初1パーセントと見込んでいた物価高騰率が2パーセントとなったことや、消費税率の改定による増額など、労務単価の上昇等による増額が977億円、東日本大震災を踏まえた耐震設計基準の改定などが869億円、地元との協議結果に伴う増額が607億円、事業着手後に判明した地盤条件などにより工法を見直した額が159億円とされています。
一方、用地取得費の精査、発生土運搬先の見直しなどを行い349億円のコスト縮減も図っています。