北海道新幹線の札幌駅、在来線駅の東側に建設へ

ニュース画像:札幌駅周辺、懇談会資料より - 「北海道新幹線の札幌駅、在来線駅の東側に建設へ」
札幌駅周辺、懇談会資料より

©JR北海道

JR北海道は2019年3月29日(金)、北海道新幹線の札幌駅ホーム位置について、北海道、札幌市、鉄道・運輸機構、国土交通省と5者間協議で確認した事項を発表しました。

内容は、北海道、札幌市、JR北海道は、地元経済団体などの意見を踏まえ、利用者の利便性や将来の拡張性、地域活性化などの観点から総合的に判断し、在来線駅の東側に北海道新幹線の駅施設を建設する「東案(その2)」が望ましいとの意向を示しました。

従来の計画である「認可見直し案」と「東案(その2)」の工事費の差額は、JR北海道が負担し、この2点を踏まえ、鉄道・運輸機構は、新幹線と在来線の間の乗換跨線橋などを除く施設の基本設計後、「東案(その2)」で速やかに工事実施計画の変更認可に必要な手続きを行います。

さらなる利便性向上については、コスト縮減を踏まえたうえで、引き続き関係者間で検討することも確認されました。

事業費は「東案(その2)」が約645億円、「認可見直し案」が約570億円で、JR北海道が負担する差額は約75億円です。西1丁目の再開発エリアには、新幹線改札口とともに在来線の改札口を新設、ホームは2面2線の相対式で建設し、上りホームを乗車専用、下りホームを降車専用とし、乗降の動線を分離します。

新幹線と在来線の間の移動距離は「認可見直し案」では約80メートルですが、「東案(その2)」では約300メートルとなります。新幹線のコンコースは「認可見直し案」は約590平方メートルですが、「東案(その2)」では精査の必要があるものの、再開発エリアを活用し、約1,010平方メートルと、広い土地を利用できます。

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