都営浅草線のレール破断、腐食による疲労亀裂の進行が原因

ニュース画像:レール破断面 - 「都営浅草線のレール破断、腐食による疲労亀裂の進行が原因」
レール破断面

©東京都交通局

東京都交通局は2019年4月25日(木)に、浅草線で1月20日(日)と2月1日(金)に発生したレール破断事象の原因と対策について公表しました。

鉄道総合技術研究所によると、1月20日(日)に浅草~本所吾妻橋間で発生した事象は、現場がトンネル内の漏水のある場所で、金属腐食が進行しやすい環境下にあり、レールの底部に腐食(電食)した部分がありました。また、急曲線部であったことから、列車通過の際に横方向に向かう力がレールに作用していることにより、腐食部から疲労亀裂が発生、その後急速に進行し破断に至ったと考えられるとのことです。

2月1日(金)に泉岳寺~三田間で発生した現場では、レール底部の腐食は比較的軽微であったものの、破断面近傍の溶接箇所に微小な凹凸がありました。この場所では、列車が通過する際に繰り返し大きな荷重が作用し、レール底部の腐食部から疲労亀裂が発生、その後急速に進行し破断に至ったと考えられるとしています。

同局では、通常の巡視やレール探傷などの検査は実施していましたが、腐食部からの亀裂が急速に進行しレール破断が起きたと考えられることから、電食箇所とレール溶接部において、対策を実施するとしています。

電食箇所での破断は急曲線部で発生したことから、同様の急曲線部の電食発生箇所では、早期にレールを交換するようにします。発生している箇所については、2019年6月までに完了予定としています。また、レールに影響を与えるトンネル内の漏水対策を進めるほか、曲線半径200メートル未満で電食が発生した箇所をデータベース化し、巡視時に経過観察を行うように監視強化を図る方針です。

レール溶接部では、長年の列車走行で生じた凹凸により、近傍のレール底部に疲労亀裂が発生したと考えられることから、砕石道床区間のレール溶接部に監視マークを設置し、巡視時に経過観察を行うように監視を強化します。監視により凹凸の大きい箇所は、レール削正を実施する方針です。

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