小田急電鉄、新型通勤車「5000形」を導入へ

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5000形 外観イメージ

©小田急電鉄

小田急電鉄は2019年4月26日(金)、新型通勤車の「5000形」を導入すると発表しました。同社の通勤形車両として12年ぶりの新形式となります。

5000形は、「より広く、より快適に」をキーワードに、車内空間の広さ、明るさ、安心感、優しさを追求したデザインを採用しています。また、同社の通勤車としては、初めて車内防犯カメラを設置するほか、各車両に1カ所の車椅子スペースを設けるなど、安心感と優しさのある車内環境を目指して設計されています。

車両先頭部は、スピード感を演出する流線型となりましたが、側面は価値観の変化にとらわれないシンプルなデザインを採用しました。側面に入る帯の色調は、素材が持つ質感をそのままながらスマート感を表現し、アズールブルーとインペリアルブルーのラインが入っています。

客室デザインは、拡幅車体の採用と開放感に重点を置き、複々線化により達成した混雑緩和を実感できるような空間造りをしています。車両間の仕切り扉や荷棚のほか座席横の袖仕切り部に大型強化ガラスを用い、空間の広がりが感じられるようにしたほか、天井埋め込み形のLED照明を搭載し、閉塞感の緩和を図っています。

安全・安心面では、大容量データを地上に伝送可能な次世代型車両情報管理装置と車上装置を搭載します。各車上装置のモニタリング情報を監視することで、車両不具合時の早期対応や、蓄積したデータを予防保全に活用する計画です。

5000形は、2019年度中に10両編成1本が登場し、年度内に営業運転を開始する予定です。2020年度には10両編成5本合計50両が導入されます。製造は川崎重工業と総合車両製作所が行います。

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