JR北海道は2017年7月12日(水)、新型一般気動車「H100形」の導入を発表しました。同社で運行されているキハ40系気動車を置き換える目的で導入され、試作車2両が2018年2月に落成する予定です。
JR北海道では、2017年7月現在、車齢30年を超えた車両を166両保有していますが、車体や使用部品が老朽化し、一部の部品が生産中止となっています。同社はこうした状況により「保守作業に時間を要するなど、メンテナンスに苦慮している状況にある」として、今回の導入を決定しました。
H100形は、JR東日本が新潟地区、秋田地区で導入を予定している「GV-E400系」と基本仕様を一にする電気式気動車として開発され、極寒対策など、北海道仕様を加えた車両となります。外観デザインは、グリーンとホワイトのラインを配し、「自然との調和」や「北海道らしさ」を表現する計画です。また、電気式ディーゼルカーであることにちなみ、愛称「DECMO(デクモ)」が付与されます。
試作車2両は、2018年2月に落成したのち、2019年3月まで走行試験が実施される予定です。