JR東日本は2017年7月28日(金)から、東北新幹線のいわて沼宮内~二戸間の一部トンネル内において、携帯電話サービスの提供を開始します。これにより東北新幹線では、東京から先、二戸駅までの区間の走行時はいつでも携帯電話が利用できるようになります。
JR東日本管内の新幹線では、トンネルなどの人工的な構築物により電波が遮へいされ、携帯電話などが使用できない地域において、「移動通信用中継施設」などを設置する工事が実施されています。工事には電波の適正な利用を確保することを目的として実施されている「電波遮へい対策事業」に基づく国の補助金が活用され、今回サービスが提供されるのはNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社です。
なおJR東日本では、高崎駅から約30キロメートル付近から先、上毛高原駅までの区間のほか、北陸新幹線の安中榛名〜上田間などで工事が実施されており、これらの区間は2017年度内に携帯電話サービスの提供が開始される予定です。