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東芝インフラシステムズのドイツ現地法人、東芝鉄道システム欧州社(TRG)は、2019年6月4日(月)から6月7日(金)までの4日間、ドイツ・ミュンヘンで開催される「Transport Logistic 2019」に出展します。
「Transport Logistic」は、メッセ・ミュンヘンが主催する交通･運輸システムを包括的に扱う国際見本市で、TRGはハイブリッド機関車実物大モックアップ、ハイブリッド機関車用電気品・ソリューションを展示します。
ヨーロッパは、CO2削減に向け様々な環境規制が導入され、省エネや環境調和型製品への要求が高い市場です。今回は、その要求に応え、ディーゼル発電機とリチウムイオン二次電池「SCiB」によるハイブリッド機関車を開発、そのパンタグラフ充電を想定したモックアップを展示します。この機関車の主電動機は多くの採用実績がある高効率な永久磁石同期電動機(PMSM)を採用、運転室は使用快適性を考慮した設計となっています。
東芝インフラシステムズが開発した蓄電池システムは、ヨーロッパで鉄道車両に要求される規格のうち、信頼性、有効性、保守性、安全性の仕様と実証といった「RAMS」の規格「EN50126」と、「RAMS」の安全性に対する規格「EN50129」の1時間あたりの水準に対する認証「SIL4」を世界で初めて取得しています。
同社は、ヨーロッパをはじめとした海外および国内向けに、省エネルギーを実現する環境調和型ハイブリッド機関車の市場投入を進め、鉄道向け蓄電池システム事業の強化を図る方針です。
