東京急行電鉄と大手通信会社のソフトバンクは、2019年5月31日(金)から大井町線に4Gデータ通信機能を備えたLED蛍光灯一体型の防犯カメラ「IoTube(アイ・オー・チューブ)」を試験導入しました。
「IoTube」は、Wi-Fiや4Gのデータ通信を用い、カメラ映像の送信が可能で、遠隔で記録映像も確認可能な、LED蛍光灯と一体構造の防犯カメラです。鉄道車両に、4Gデータ通信機能を備えたLED蛍光灯一体型の防犯カメラを搭載するのは、鉄道業界で初めてです。
これまでの車内防犯カメラで、映像を確認するためには、記録媒体を抜き取り、事務所などに持ち帰り、専用パソコンで見る必要がありましたが、「IoTube」の導入により、遠隔地から映像確認ができるため、車内トラブル発生時の対応迅速化が図れるようになります。
今回、試験導入された車両は2両で、6020系6121編成の2号車「6221号車」と、9000系の9001編成の2号車「9201号車」に設置されています。設置数は、各車4個です。
両社は、今回の試験導入を踏まえ、犯罪防止や利便性の高いサービスを追求、セキュリティや顧客満足度の向上を目指すとしています。将来は、多様なセンサーも搭載し、データを活用することで、次世代型ネットワークカメラとして、不審物の自動検出など、新サービス、新規事業の創出を図る方針です。