智頭急行の2018年度利用状況、災害の影響で減少 前年比97.3%

智頭急行は2019年5月31日(金)、2018年度の智頭線の利用状況を公表しました。大阪府北部地震や「平成30年7月豪雨」、相次いだ台風の影響を受け、減少傾向だったほか、2017年に鳥取砂丘で開催されたスマートフォンゲーム「ポケモンGO」のイベントによる旅客の反動減が重なり、大幅に減少しました。

これは、鳥取県中部地震が発生した2016年度も下回り、過去3年間で最も低い輸送人員でした。全体の輸送人員は、前年比97.3%で3万1,440人減り、114万3,913人でした。1日平均は3,134人で、前年比86人減少しています。

特急「スーパーはくと」は、「平成30年7月豪雨」を受け、2018年7月6日(金)から7月13日(金)は全列車運休、7月14日(土)から7月17日(火)は鳥取~智頭間でバスによる代行輸送を実施しました。輸送人員は、前年比95.8%で、2万6,766人に減少し、61万1,856人でした。年間平均乗車率は47.2%です。

特急「スーパーいなば」も、「平成30年7月豪雨」を受け、7月6日(金)から7月17日(火)までの12日間、全列車運休しました。輸送人員は、前年比93.8%で、1万6,474人減少し、24万8,227人でした。年間平均乗車率は51%で、過去3番目に高い数字を記録しています。

普通列車は、2015年度に佐用高校の通学エリアが変更されたことにより、通学する学生が増え、2018年度は前年比104.3%で1万1,800人増加し、28万3,830人でした。定期は、前年比110.1%、15,240人増加し、166,440人が利用しました。しかし、定期外は「平成30年7月豪雨」や台風の影響、「ポケモンGO」のイベントの反動により、前年比97.2%、3,440人減少し、11万7,390人でした。

期日: 2018/04/01 〜 2019/03/31

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