JR東海、新幹線の車両検修作業をデジタル化 タブレットや音声入力を導入

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タブレット端末の導入による作業内容の比較イメージ

©JR東海

JR東海は2017年8月2日(水)、東海道新幹線の車両検修業務において、タブレット端末の導入と、現在2つのシステムで管理しているデータを統合すると発表しました。導入時期は2019年4月の予定で、導入に関する工事費は約20億円の計画です。

このうち、タブレット端末の導入では、これまで紙に記述していた手書き方式の管理項目を、端末への手入力や現場での部品の様子など撮影する画像入力、ヘッドセットを使用した上で行う音声入力、二次元バーコードなどに切り替えます。二次元バーコードの導入では、車両の機器や部品にQRコードを取り付け、タブレット端末で読み取り、機器や部品の情報を自動で入力します。

また、システムの統合では、これまで仕業検査、交番検査、台車検査のデーターと、全般検査のデータは別々に管理されていましたが、これらを統合し、車両に関するすべてのデータを一元管理します。

JR東海はこれらの改変により、検査品質の向上や、4,000枚を超える紙の帳票類の削減、車両データと検修データの相関関係を分析し、乗り心地・振動データの一元管理し、検査内容・周期の最適化を目指します。

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