大阪メトロは2019年6月12日(水)、同社が運行するニュートラムの車両に対する特別点検の結果を公表しました。
これは、6月1日(土)20時15分頃、横浜シーサイドラインの新杉田駅で、列車が逆走し車止めに衝突する事故が発生したことを受け、実施したものです。横浜シーサイドラインと、ニュートラムは、同じ新交通システムの一種であるAGT(自動案内軌条式旅客輸送システム)の営業路線で、無人運転を実施していることも共通点です。
今回は、無人による自動運転の要で、車両に搭載している「ATO(自動運転列車装置)」に異常がないことを確認したほか、事故原因とされる電気系統の不具合を考慮し、断線があった場合の状況を調査、同様の逆走が起こらないことが確認されています。
大阪メトロでは、横浜シーサイドラインの事故調査の動向を注視し、ニュートラムの安全性向上に関する対応を、引き続き実施する方針です。