京都市交通局の2019年度運営方針、新車導入や可動式ホーム柵設置など

京都市交通局は2019年6月18日(火)、「2019年度 交通局運営方針」を発表しました。2019年度は、今後10年間にコストの増加で経常損失が避けられない今後の経営環境や課題などを踏まえた中期計画「京都市交通局市バス・地下鉄事業経営ビジョン」に基づく初年度です。

「2019年度 交通局運営方針」は、今後につながる重点取組として、観光客の増加による慢性的な市バスの混雑対策、公営交通を支える担い手の安定的な確保、地下鉄烏丸線における可動式ホーム柵の全駅設置、運賃収入の増収推進の4項目を掲げています。

地下鉄の取り組みは、烏丸線に可動式ホーム柵設置に向けた具体的な計画を策定し、その準備を進めます。2025年までに更新時期を迎える9編成を新型車両に置き換えますが、2019年度は各種機器の基本的な仕様の検討、相互直通運転する近畿日本鉄道との協議、利用客のアンケート調査で決定したデザインを基にする新型車両の実施設計に着手します。継続使用する残り11編成の改造、近鉄所属車両の改造に向けた協議も進めます。

また、「太秦萌」など地下鉄・市バス応援キャラクターを活用し、一層の利用促進を図るほか、観光シーズンの混雑ピーク時間帯に実施している東山三条バス停留所、金閣寺道バス停留所から京都駅にバスでアクセスする乗客向けに、無料で地下鉄へ乗り継ぎできる振替輸送の取り組みを2019年度も継続し、市バスの車内混雑の緩和を図ります。

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