川崎重工、バングラデシュ初の都市高速鉄道向け車両製造と車両基地整備を受注

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ダッカMRT6号線車両のイメージ

©川崎重工業

川崎重工は2017年8月7日(月)、バングラデシュの交通企業「ダッカ都市交通」から、同国初となる都市高速鉄道であるMRT6号線向け車両144両と車両基地設備を受注したと発表しました。

川崎重工は、車両と主要車両基地設備の設計、製造、試験、納入整備、トレーニング、輸送などに加え、ダッカ都市交通が実施する保守業務の支援を担当します。契約総額は、三菱商事が実施する商務事項の管理など含め約400億円です。

川崎重工がダッカMRT6号線向けに製造する車両はステンレス製車両で、室内用CCTVカメラに加え、ワンマン運転時に乗降客やプラットフォームの状況を確認するための車外CCTVカメラを装備し、客室内の乗客だけでなく、乗降客やプラットフォーム上の安全にも配慮した設計を採用します。

なお、MRT6号線は、バングラデシュで初めて建設されるMRTで、首都ダッカの中心地を南北に結ぶ全長約20キロメートル、16駅で構成される全線高架の路線です。ダッカのMRT開発は、日本政府のインフラ輸出戦略のもとで、計画策定段階から一貫して国際協力機構(JICA)がバングラデシュ政府を支援しており、6号線はJICAが同政府との間で結んだインフラ整備支援に関する円借款契約を通じて建設が進められています。

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