近鉄、新型軌道検測装置を導入 営業列車の軌道計測はJR以外で初

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新型軌道検測装置搭載車両

©近畿日本鉄道

近畿日本鉄道は2019年6月21日(金)、既存の車両に搭載し、高頻度に線路の状態を検測できる新型軌道検測装置を導入すると発表しました。

この装置は、営業車両の床下に搭載し、通常運行しながら、レールにレーザーを照射して線路のゆがみを検測します。検測データは、無線を用いリアルタイムに伝送、メンテナンスに活用されます。

既存車両に搭載することで、新たな要員を確保する必要性が無くなります。高頻度に検測することにより、線路の状態把握をより高いレベルで確認できるほか、タイムリーに線路を補修でき、乗り心地の向上や、効果的なメンテナンスが期待されます。

既存営業列車で、軌道検測を行う取組みは、JR各社以外の鉄道事業者では、初めての事例となります。装置を搭載する車両は2両1編成で、大阪線や名古屋線で順次走行させ、データを収集します。搭載編成は、2020年度を目途にさらに1編成、追加する予定です。

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