海里
JR東日本新潟支社は、新潟県・庄内エリアデスティネーションキャンペーンの開催期間中にデビューさせるとしていた新観光列車「海里(KAIRI)」について、運行開始日を10月5日(土)に決定したと発表しました。
「海里」は新潟～酒田間を白新線、羽越本線経由で運転します。コンセプトは「新潟・庄内の食と景観を楽しむ列車」で、4両編成のうち新潟寄りの4号車「ダイニング」は、旅行商品として発売し、特別な食事を提供します。残りの3両のうち、酒田寄りの1号車と2号車は、通常の切符での販売で、このうち2号車はコンパートメントシートです。3号車は、売店・イベントスペースとなります。
提供される食事は、下り酒田行きが、歴史ある新潟古町花街にある3つの料亭「行形亭(いきなりや)」、「鍋茶屋(なべちゃや)」、「一〆(いちしめ) 」が調理した「日本料理」で、上り新潟行きが、日本のトップシェフ、奥田政行さんが監修し、鶴岡市のレストラン「アル・ケッチァーノ」のシェフが調理した「奥田イタリアン」です。食器は、新潟市で100年以上続く老舗洋食器店「大橋洋食器」が手掛けた「海里」オリジナルの器類が使われます。
売店では、「新潟・庄内の美食旅(ガストロノミー)」が感じられる商品を提供、「海里」限定のオリジナル商品も販売します。
「海里」の運転時刻は、下り列車が新潟10時12分頃発、酒田13時19分頃着で、上りが酒田15時2分頃発、新潟18時31分頃着です。停車駅は新潟、新発田、中条、坂町、村上、桑川、あつみ温泉、鶴岡、余目、酒田に停まります。「日本海の景観」の楽しめるように、桑川～越後寒川間では、速度を落として運転する予定です。
