日立レールヨーロッパは2017年8月9日(水)、イギリスのグレート・ウェスタン・レールウェイ向けに開発した「クラス802」の第1編成の走行試験を開始したと発表しました。
日立の「クラス802」は、グレート・ウェスタン・レールウェイの注文を受けて開発された形式です。イギリス都市間高速鉄道計画の一環として日立製作所が開発した「クラス800」を改良、長距離列車向けに燃料タンク容量が拡大されたほか、イングランド南西部のデボンやコーンウォールの急勾配に対応するため、エンジン出力性能が高くなっています。
「クラス802」の第1編成は、日立製作所笠戸事業所で製造、海上輸送され、2017年6月17日(土)にイギリス・サウサンプトン港に到着していました。今回、走行試験が開始されたのは、営業運転で実際に走行するロンドン〜コーンウォール間のうち、サマセットエリアの路線です。