東京急行電鉄、JR東日本、ジェイアール東日本企画の3社は2019年7月5日(金)、伊豆エリアで展開中の「観光型MaaS」の実証実験について、「Phase1」の結果を発表しました。実験は、4月1日(月)から6月30日(日)までの「Phase1」と、9月1日(日)から11月30日(土)までの「Phase2」に分け、前半の「Phase1」はダウンロード目標数を達成しています。
鉄道、バス、AIオンデマンド乗合交通などをスマートフォンで検索・予約・決済できる専用MaaSアプリケーション「Izuko」を配信し、同時期に展開された静岡デスティネーションキャンペーンの好影響からアプリ認知が拡大し、ダウンロード数は6カ月間の目標2万ダウンロードを実験開始から57日目の5月27日(月)に達成しました。「Phase1」期間は23,231件を記録しました。
参加各社は「Phase2」で、「Izuko」の操作性を向上させ、サービスエリアを拡大し、利用者の増加に取り組みます。
「Izuko」は伊豆急行線、伊豆箱根鉄道駿豆線、伊豆エリアで運行する伊豆箱根バス、東海バスの経路検索機能だけでなく、鉄道とバスが一定エリアで乗り放題になる「デジタルフリーパス」、観光施設の割引入場券「デジタルパス」などを発行し、下田地区では「AI オンデマンド乗合交通」の運行に対応しています。
■「Phase1」実験結果
・「Izuko」のダウンロード数:23,231件
・「デジタルフリーパス」の購入数:726枚
※内訳:エリア全体の「ワイト」165枚・23%
東伊豆限定の「イースト」561枚・77%
・「デジタルバス」の購入数:319枚
※内訳:小室山リフト109枚
下田海中水族館98枚
黒船遊覧船75枚
・「AI オンデマンド乗合交通」の利用者:1051件
※1日平均13人、最高44人