JR西日本は、和歌山県田辺市の紀勢本線 紀伊田辺駅を防災機能を備えた駅舎に建て替えるため、駅舎の一部解体工事を、2017年8月17日(木)に着工します。
紀伊田辺駅の現駅舎は、1932年に建設された木造2階建てで、耐震性が不足しているほか、南海トラフ巨大地震の想定津波浸水域の中にあります。そこで、JR西日本では、2013年9月に建て替え計画を公表、新駅舎について、地元や田辺市と協議を重ねてきました。
新しい駅舎は、一部3階建てのビルになる予定で、現駅舎の風情を残しつつも、津波避難の機能を備えた構造になる予定です。
当初のJR西日本は案では、最低限の設備の駅舎とする予定でしたが、田辺市が提案した現駅舎の外観イメージの継承など、追加工事が必要な部分は、市の負担で建設することになっています。