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西武鉄道は2019年8月19日(月)から9月20日(金)までの33日間、各路線の混雑予測をWebサイトで発信する実証実験を実施します。ヤフー(Yahoo! JAPAN)と協力し、ビッグデータとAI(機械学習)を活用、混雑緩和と快適性の向上を目指します。乗換検索サービス提供会社と鉄道会社が連携した混雑予測の情報提供は、国内初の取り組みです。
実証実験は、乗換検索サービス「Yahoo!乗換案内」などで蓄積される将来の予定を含む路線検索履歴のビッグデータを個人が特定できないよう統計化し、AIによる解析を行い、西武鉄道の駅別、時間帯別の降車人数データを掛け合わせ、駅ごとのより高精度な混雑予測を実現します。この仕組みは、Yahoo! JAPAN研究所と東京工業大学の下坂正倫准教授の研究チームが連携、開発したAIを元にしています。
実証実験の対象駅は、通勤の利用客が多い池袋駅、西武新宿駅、高田馬場駅、国分寺駅と、野球が開催されるメットライフドームの最寄り駅の西武球場前駅の2種類、計5駅です。通勤利用駅は、始発から10時まで平日朝の混雑レベルと通常より混雑が予測される時間帯を表示し、ピーク時間帯以外の通勤を促します。
西武球場前駅では、西武ライオンズと連携し、野球開催日のメットライフドームへの来場時間帯の駅混雑レベルと試合前イベントの情報を表示し、早めの来場を促します。混雑予測は、西武鉄道のウェブサイト内に新たに開設する「混雑予報サイト」から確認できます。
なお、通勤時の取り組みは、東京都が提唱する交通混雑緩和の取り組み「スムーズビズ」の一環として実施します。
