東浜駅、全電力を自然エネルギーのみで賄う「ZES」を実現

JR西日本は、山陰本線の東浜駅において、自然エネルギーのみで電力を賄う「ゼロ・エネルギー・ステーション(ZES)」を実現するほか、「環境発電」に挑戦します。これらは2019年11月以降順次開始される予定です。

東浜駅の整備は、TWILIGHT EXPRESS 瑞風が運行を開始し、立ち寄る駅となるのにあわせ実施されました。晴れの日に駅の乗客設備の消費電力を、太陽光発電と蓄電池を組み合わせて自然エネルギーのみで賄う「ZES」を実現します。

また、電圧を高める小型の素子を用いた「微生物発電」と、自然環境で発生する継続的で極小な振動を利用して高効率に発電できる新技術「環境振動発電」を活用した「環境発電(エネルギー・ハーベスティング)」への挑戦も行います。

環境発電は、環境への負荷が小さく、充電や電池交換なしに長期に電力を安定供給できるといった特徴から、将来的にトンネルなど太陽光発電が適さない環境や、電車線といった電源確保が困難な環境におけるセンサーなどの小電力の電源への適用に期待されています。これらの技術の鉄道への適用に向けた検証は初めてです。

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