大井川鐵道は、2019年10月31日(木)から12月31日(火)までの期間、電化初期に走っていた電気機関車牽引による列車を大幅に増発します。これは大井川本線が、1949年12月1日(木)に運行の動力源を蒸気や内燃から電気に変更して以来、70年の節目を迎えることから実施されます。
運転区間は新金谷~千頭間の片道37.2キロメートルです。途中停車駅は、新金谷駅10時38分発は家山駅、新金谷駅11時52分発は家山駅と下泉駅、千頭発新金谷行きは川根温泉笹間渡駅と家山駅です。
料金は乗車区間の運賃に加え、大人500円、小人250円のEL急行料金がかかります。乗車にはWebフォームまたは電話での予約が必要ですが、運転日当日の空席がある場合、当日券が発売されます。
通常、大井川鐵道本線は、SL列車もしくは電車による旅客列車の運転を行っており、EL列車は運転されていません。客車は1930年代から1950年代に製造されたものを、また電気機関車も本線電化に合わせて自社発注した1949年製造の2両を使うことが多いため、今期間運転のEL列車に乗車すると1949年当時の大井川鐵道本線への「時間旅行」が満喫できるとしています。