2019年8月24日(土)、南海電気鉄道の特急「ラピート」の台車で亀裂が見つかる事案が発生しました。国土交通省は「重大インシデント」に認定し、運輸安全委員会が調査を開始しています。
日本経済新聞などの報道によると、8月23日(金)夕方、運行中に車掌が車両の連結部分から金属がこすれる音がしているのを確認、その後も運転を続け、その日の運転を終了した8月24日(土)未明、車庫で点検したところ亀裂が発見されました。
南海電鉄はその後、ラピートで使用している全6編成の50000系電車を緊急点検しました。その結果、別の1編成にも亀裂が生じているのが確認され、8月24日(土)に亀裂が見つかった編成も含め、2編成の運行を取りやめています。
運輸安全員会は、8月27日(火)から鉄道事故調査官2人を大阪に派遣し、調査を進めています。